「スタートアップの面接はどんな空気なのか。何を質問されるのか」
「社風は理解できるのか」
スタートアップの転職の現場では、こういった声が聞こえてきます。スタートアップで働くことが一つの選択肢として認知されるようになっても、まだまだ面接の様子はイメージが持ちにくいようです。
そこで、業界未経験でTRUSTDOCKに飛び込んだCSX(カスタマーサクセス)担当の古山拓に「面接はどうでしたか?」を振り返ってもらいました。4月1日に入社したこともあり、選考の記憶も残っているはずです。
古山のケースから、スタートアップの面接の空気を感じ取っていただければ幸いです。
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株式会社TRUSTDOCK CSX・オペレーション担当 古山拓
2015年に化粧品通販会社に入社し、約2年間CSと電話対応やメール対応など行う。業務効率化できないかと調べていたところ、チャットボットの存在を知って興味を持ちIT業界・スタートアップ未経験ながらも5番目の社員としてhachidoriへjoin。IS・CS・バックオフィスの一次対応・CSの立ち上げなど幅広い業務を経験。スタートアップのスピード感がとても面白く、スタートアップに興味を持つ。
自社でTRUSTDOCKを使用していたことを知り、調べていたところTRUSTDOCKのミッションに共感し2020年4月に入社。業務はCSX・オペレーション周りを担当。
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驚きました!最終面接で「ライフプランはどう描いていますか?」と聞かれました
――前編インタビューでも面接の話がありましたね。今日はTRUSTDOCKをケースに、スタートアップの面接ではどんな質問がされているかを明らかにしたいと思います。
古山:最終面接の日に緊張しながらオフィスに向かったら、高橋が「緊張するけど自信を持って」と言ってくれました。いい思い出だなぁ。
――もう遠い日のことのようですね(笑)。
古山:まだ5ヶ月前ですけどね(笑)。(2020年6月当時)でも、面接ではまったく想定していなかったことも質問されました。その質問はCEOの千葉からの「どういうライフプランにしていきたいですか?」です。
――最終面接で質問されたのでしょうか?
古山:そうです。最終面接だからてっきり「TRUSTDOCKで働く意思はありますか?」とか、覚悟を問われるのかと思っていたんです。そしたら「ライフプランはどう考えていますか?」だったので驚きました。
――どう答えたのでしょうか?
古山:「30歳までに結婚して、夜は家族揃って一緒に夕食を食べたい」みたいなよくわからない回答をしてしまいました(笑)。この瞬間「あっ、やってしまった」と思いました。
――反応はどうだったのでしょう?
古山:笑ってくれました!それに、いまここにTRUSTDOCKのメンバーとしていられるということは、好意的に受け止めていたということですよね。
――スタートアップだけでなく、そもそも面接でライフプランの質問があることは珍しいですよね。聞き方によっては「面接で質問してはいけない事項(参照:公正な採用選考について|厚生労働省)」に該当しますし。
古山:そうですね。それまでにTRUSTDOCKと信頼関係ができていたので、ライフプランの質問で合否を決めるようには感じませんでした。「TRUSTDOCKにジョインするということは、キャリアプランだけでなくライフプランも考えておいてくださいね」と解釈できましたよ。
――スタートアップ企業でもライフとキャリアは繋がっているんですね。
古山:スタートアップは生活を犠牲にして働くイメージを、確かに私も持っていました。でも、TRUSTDOCKは育児しながら働いているメンバーが多いです。だから、メンバーのライフプランを考えることが、会社の成長にも繋がるんです。
――高橋(男性)、坪井(女性)の育休インタビューも最近出ました。
古山:大人スタートアップですよね〜。若くて勢い重視の企業とは違った良さを感じています。仕事も生活も充実させることが当たり前になっています。

法律に金融の知識・・・オープンなコミュニケーションが堅いイメージを変えてくれました
古山:こうして面接を振り返ってみると、私も本当は結婚以降のライフプランも話す必要があったんでしょうね。今から千葉に伝えに行ってきます(笑)。
――このインタビューが終わったら行ってらっしゃいませ(笑)。
古山:それにしても、ライフプランの質問に象徴されるように、TRUSTDOCKは面接を受ける前と後では印象が大きく変わりました。プライベートは見せない社風だと思っていたんですよね。
――面接前はどんな印象の会社でしたか?
古山:「eKYCの市場は法律も絡んでくるから、社員さんも堅そうなひとが多いのかな」と思っていました。よく言えば真面目だけど、悪く言えば頑固というか。そんなイメージでした。
――一見すると法律用語や金融が絡んでくる難解な印象がありますよね。
古山:私自身も「法律に詳しくない。金融業界の出身でもない。フィンテックも最近調べるようになったくらい。こんな状態だけど本当に大丈夫なんだろうか?」と入社前は不安でした。
――実際に面接を受けたら、その堅いイメージは変わったんですね。
古山:変わりましたね!Coralのキャリアイベントに参加してみなさんと話したりFacebookでも繋がっていました。面接後の会食でも全員に会わせていただき、オープンなコミュニケーションがあることを感じました。
――TRUSTDOCKのひとを知る機会がたくさんあったんですね。
古山:私の場合はFacebookで繋がっていたこともあり、オフィスでは見れない一面も知っていたことで安心感もありましたしね。フラットに話していく中で、ひとりひとりから「社会を変えていきたい」思いを感じ、「私も社会を良くしたいと思っているひとと一緒に働きたい!」と思いました。

面接の次の日には合否が出る。スピード感で社風が伝わりました
――「オープンなコミュニケーション」を目指す企業は多いですが、選考期間にも感じられましたか?
古山:面接でも感じられました!みなさんは話を聴くときにしっかり頷いてくれるんですよ。「しっかり聴いてくれているんだな」と思いながら会話することができました。
――話を聴いているか否かは伝わりますよね。
古山:そうなんですよ。これまでの面接では、真逆のコミュニケーションを経験したこともありました。私の話に興味がないとパソコンをいじったり、あからさまに興味なさそうな顔をされたり。
――クローズドなコミュニケーションですね・・・!
古山:こちらも心を閉ざしますよね(笑)。TRUSTDOCKは選考のときも入社してからもお互い聴き合う文化があります。これは入社前と後で変わっていないTRUSTDOCKのイメージです。
あとは、スピード感も「オープンなコミュニケーション」を感じた要素です。
――選考は早かったですか?
古山:早かったですね〜!面接の翌日には次の面接のメッセージが来ていましたから。最初の面談から内定が出るまで10日ですしね。まさかこんなに早く決まるとは思ってもいませんでした。
――それは早いですね!
古山:ですよね。これまでスタートアップから大企業まで面接しての経験上ですけど、合否のスピードが早い面接は、面接のその場でお互いのことをよく話せていることが多いんです。やっぱり面接をしに来る側としては、面接官の「このひとはどうかな」と合否をつける気持ちが強すぎると、話しにくいんですよね。
――疑っている空気など、伝わりますよね。
古山:面接の空気は社風が出るとも聞きますしね。私は面接中も前後でも社員に助けられました。今度は私がTRUSTDOCKに興味を持ってくれるひとに、社風を伝える番ですね。「スタートアップなのに落ち着いている社風」である「大人スタートアップ」のメンバーとして、まずはライフプランから練ります!
編集後記
古山はフィンテックやレグテック企業での勤務経験なくTRUSTDOCKにジョインしました。その中でも円滑なコミュニケーションが取れる理由は、古山が社風をうまく理解して溶け込んでいるからかもしれません。
「経験がないからやめておこう」とあきらめている、でも興味があるスタートアップがある方がいらっしゃるかもしれません。そのときは古山のケースを思い出していただき、「未経験でもメンバーになる余地はあるかもしれない」と前を向いていただければ幸いです。
TRUSTDOCKは積極的に採用活動をしています
TRUSTDOCKはeKYC市場を一緒につくる仲間を積極的に募集しています。
ご興味をお持ちいただいた方は、こちらからエントリーいただけますと幸いです。
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カスタマーサクセスAug 16, 2021 12:00:00 AM
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